米国時間の21日土曜日の時点で(日本は既に日曜の朝です)、メディアは来週早々、月曜日にも大きく注目を集めている財務省の銀行救済策の詳細が発表される見込み、との報道を活発に行っています。以下、WSJとNew York Times, Reutersの記事のリンクです。特に、WJSとNYTimesの記事は非常に良いので、お勧めです。
U.S. Sets Plan for Toxic Assets (Wall Street Journal)
Toxic Asset Plan Foresees Big Subsidies for Investors (New York Times)
Treasury to unveil bank rescue bid soon
(Reuters)
この様なニュースの中で、私の目に飛び込んできた記事のタイトルが、表題のタイトルです。Reutersの記事で、原題のタイトルは、”Obama says would not accept Geithner resignation”です。注目の銀行救済策発表直前にGeithner氏が辞任する等とはとても考えられません。発表後に内容等で槍玉に挙げられて、辞任表明するのならまだ分からなくもありませんが、、、
記事を読んで頂ければ、すぐに分かるのですが、要は、明日日曜日に放送予定のCBSの"60 Minutes"と言う番組でオバマ大統領とのインタビューが行われ、そのインタビューの中で、「もしも、Geithner氏が辞めようとしたら?」と聞かれ、「そんなことは認めない」と答えたそうです。(注:実際の発言はもっと米口語的な表現です。実際の発言は"Sorry buddy, you've still got the job."だそうです。「悪いけど、それでも君にはその仕事をしてもらうよ」的な意味です)
さらに、オバマ大統領は、Geithner氏と彼の辞任の可能性についての話等、一切した事がない。と強調していたとの事です。まったく人騒がせなタイトルの記事で、少しあきれてしまいましたが、事の背景としては、先週から急速に盛り上がりをみせているAIGのボーナス支給に関して、Geithner氏が全面的に自分に責任がある(直前まで知らなかった。知っていたら止めていた、と断った上での発言)と語ったこと、さらにこのボーナス支給を見過ごした責任を追及する動きがある様です。
恐らく、このロイターの記事はすぐに忘れられ、本筋の銀行救済案やAIGのボーナス支給を巡るやり取りの方に注目はさらに集まって行くと思います。
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2009年3月22日日曜日
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