マンガー氏は共和党支持者ではあるものの、現在の政府の対応については、概ね適切だとしています。特にビデオの冒頭では、FannieとFreddieの国有化は非常に適切で効果のある施策だ。(stunningly correct and stunningly effective) 多分、住宅金利を下げることのできる非常に素晴らしい方法で、やり遂げる事ができるだろう。
Evil and Folly (悪行と愚行)が1930年台以降で最大のファイナンシャル危機を生み出した。EvilとFollyをシステムから取り除く事は難しい。彼は巨額のお金を稼いで、政治にも影響力がある(have a lot of political power)。彼らは改革(change)を望まない。
ここまで言っちゃって良いのかな、と少し心配してしまいます。まあ、マンガー氏なので問題はないのでしょうが、それにしても、”Evil and Folly”の表現は強烈です。
Cap and Trade (国内排出権取引)に関しては、”Monstrously Stupid”(とほうもない馬鹿げたもの)とこちらも強烈な表現を使って批判しています。参考までにcap and trade (emissions trading)のWikipediaのリンクを添付します。
"I don't stand with them. I stand with Chrysler's employees and their families and communities," the president said. "I don't stand with those who held out when everybody else is making sacrifices. That's why I'm supporting Chrysler's plans to use our bankruptcy laws to clear away its remaining obligations."
Information received since the Federal Open Market Committee met in March indicates that the economy has continued to contract, though the pace of contraction appears to be somewhat slower. (この冒頭のセンテンスで、“下落のベースが若干遅くなってきている“(太字部分)との表現が、前回に比べ追加された事が、市場に非常に好意的に解釈された様です。)
Household spending has shown signs of stabilizing but remains constrained by ongoing job losses, lower housing wealth, and tight credit. Weak sales prospects and difficulties in obtaining credit have led businesses to cut back on inventories, fixed investment, and staffing. Although the economic outlook has improved modestly since the March meeting, partly reflecting some easing of financial market conditions, economic activity is likely to remain weak for a time. Nonetheless, the Committee continues to anticipate that policy actions to stabilize financial markets and institutions, fiscal and monetary stimulus, and market forces will contribute to a gradual resumption of sustainable economic growth in a context of price stability. In light of increasing economic slack here and abroad, the Committee expects that inflation will remain subdued. Moreover, the Committee sees some risk that inflation could persist for a time below rates that best foster economic growth and price stability in the longer term. In these circumstances, the Federal Reserve will employ all available tools to promote economic recovery and to preserve price stability. The Committee will maintain the target range for the federal funds rate at 0 to 1/4 percent and anticipates that economic conditions are likely to warrant exceptionally low levels of the federal funds rate for an extended period.
As previously announced, to provide support to mortgage lending and housing markets and to improve overall conditions in private credit markets, the Federal Reserve will purchase a total of up to $1.25 trillion of agency mortgage-backed securities and up to $200 billion of agency debt by the end of the year. In addition, the Federal Reserve will buy up to $300 billion of Treasury securities by autumn. The Committee will continue to evaluate the timing and overall amounts of its purchases of securities in light of the evolving economic outlook and conditions in financial markets. The Federal Reserve is facilitating the extension of credit to households and businesses and supporting the functioning of financial markets through a range of liquidity programs. The Committee will continue to carefully monitor the size and composition of the Federal Reserve's balance sheet in light of financial and economic developments.
私の予想では、現Sun CEO Jonathan Schwartz氏は遅かれ早かれ、会社を去る事になると思います。(長くても一年程度、もっと早い可能性が高いと思います。)McNealy氏が会社に残って、Ellison氏と組んで仕事をするのか、どうなのか、非常に興味深いところです。この二人の組み合わせはかなり強力だと思います。いずれにせよ、今後の成功の鍵はEllison氏が握っていると思います。Ellison氏がどの様に、OracleとSunを組み合わせて料理するのか大変興味深いところです。
08年第1四半期に評価損の差し引き計上分で131億ドル($13.1B)あります。この評価差し引き分を除いた場合の売り上げとしては、08年第1四半期は255億ドル、09年第1四半期は269億ドルです。約5.5%の増加です。(添付スライドのRevenue ex-marksの部分参照)この売り上げの比較のスライドを見て気がついた点としては、今回の2009年の第1四半期の評価損の差し引き分が非常に少なくなっている事です。恐らくMark to marketのアカウンティングの変更による(評価損の計上を押さえられる)恩恵がこの部分でも多少なりとも表れています。(この恩恵の具体的な数字を見たのですが、このエントリーを書いている時点ですぐにでてこないので、取りあえず具体的な金額は差し控えます。)
今回の決算では、企業向けの投資銀行業務(Institutional client groupのinvestment banking)が前年同期赤字から、今回は28.3億ドルの黒字で非常に好調だった様です。一方で、消費者クレジットの損失は大幅に増え、今後も損失は増加する事はほぼ確実です。また、業務用不動産(Commercial Real Estate)の損失も今後増加する事は免れないと思います。アカウンティングの変更により保有資産の評価損の計上額は(帳簿上)押さえられますが、市場価格が今後継続して下がって行けば、潜在的な損失は増加します。依然として、Citiの今後についてはかなり厳しい状況である事は変わりがないと思います。
Citigroupの第1四半期決算の概要をCiti発表の資料、Seeking AlphaのCitiカンファレンスコールのトランスクリプト等を元に簡単にハイライトとして、まとめます。尚、カンファレンスコールには、Citi CEO Pandit氏は参加せず、新CFO Ned Kelly氏が執り行ないました。Pandit氏に何かあったのでしょうか?カンファレンスコールにはCEOは参加するのが通例で、特に今回の様に市場の注目が大きく集まっている中での不参加は何か理由があると考えられます。尚、カンファレンスコールのQ&Aのセクションで、Mike Mayo氏がPandit氏欠席について質問していますが、不参加の理由の明確な答えは得られていません。
第1四半期黒字はCEO Pandit氏の命題でもあったので、何とか対面を保った様です。一株あたりの収益の計算は次のスライドで簡単に示しています。第1四半期優先株の配当支払いは13億ドルでした。カンファレンスコールで、Citi 新CFO Ned Kelly氏は、既に発表している優先株の普通株への転換が終了するまで、Citiは優先株配当の支払いを続けると語っています。(まあ、当たり前の話ですが、、、)全体としての収益はかなり改善した結果となっていますが、本業の銀行業務の状況は依然として厳しい状況が続いています。特に、クレジット・ロスが大きく増加しているのが目立ちます。
このスライドは、北米の消費者のクレジット・ロスのトレンドを表しています。ここで記載しているクレジット・ロスは、クレジットカードと第1抵当権設定の住宅ローンのものです。このグラフを見ると、クレジットロスが失業率の上昇と共に大きく増加している事が良くわかります。失業率が今後も高まって行く事はほぼ確実視されており、そのことは、今後、クレジットロスが更に増加する事を示しています。つまり、今後の収益見込みについてはとても楽観視できる様な状況ではないとも言えます。また、このエントリーでは取り上げていませんが、アカウンティング変更(Mark to market)により、バランスシート等にはプラスの影響がありますが、潜在的なロスは今後も増えて行く可能性が高くなっています。
「今までの時点で報告された小さな(ちょっとした)出来事の一つは、IMF, International Monetary Fundがバッド・ローンの損失の予測を4兆ドルに引き上げた事です。(コメント:わざと“小さな“と言っていると思います。元の表現は、”one of the little things that’s been reported now is …”)
Wells Fargo CFO Howard Atkins氏とCNBCがインタビューを行なっていました。現在、そのビデオを見る事ができます。インタビューのビデオを見ましたが、昨日、Wells Fargoの第1四半期の黒字見込みについてReutersの記事を引用しましたが、Atikins氏の発言の引用部分がこのインタビューと内容がかなりだぶっています。恐らく、Reutersの記事はこのインタビューでのAtkins氏の発言を元にしたものなのでは、と思います。昨日のエントリーのフォローアップとして、ビデオのリンクを添付し、インタビューのやり取りの概要を以下に書きます。尚、訳に関しては大まかなところをまとめ、要約しています。是非、ご覧になられることをお勧めします。
CNBC キャスター: なぜ四半期の収益見込みを事前に明らかにしたですか?
Howard Atkins: Wells FargoはWachoviaを昨年12月に買収しました。Wachoviaの買収は、米国の歴史の中でも最大の規模の銀行買収でした。今回が買収後の初めての四半期決算で、2社が一緒になって事業を行い、ファイナンシャルとしても合わせたものです。この取引の市場への重要性も考慮して、我々として少しでも早く市場に伝えるべきと考えました。
また、新しいアカウンティング・ルールの変更(先日FASBがMark to Marketの基準を緩めることを発表した事に関連して)の影響は「非常に小さいインパクト」と述べています。これは、非常に注目すべき事だと思います。もしも、Akins氏の発言通り、厳しい市場環境にも関わらず、本業は順調に利益を上げており、アカウンティング・ルールの変更はそれほど、決算結果に関係ないのであれば、今後の収益動向に関してもかなり期待できる可能性があります。
懸念材料としては、住宅ローン破綻件数が今後も増えそれによる損失が高まる事、Wellsはホーム・エクイティ・ローン(住宅を担保にした貸し付け)も多いので、それの損失が今後増える可能性があること、等です。更に、現時点でWachoviaの不良債務の処理がどの程度まで進んでいるのか、良く解らないことなどが、懸念材料かと思います。他の懸念材料としては、tangible common equity ratioが約3.1%と低い事です。
ご存知の通り、Citiは多額の損失を計上、昨年はファイナンシャル・クライシスが大きな問題となりました。Citiのレポート発行前は、それ程有名ではなかったのですが、発表後、一躍脚光を浴び、その後の市場の状況は彼女の予想通りとなったため、昨年以降、彼女の発言や動向は注目を集めています。昨年、Whitney女史は、Fortuneの50 Most Powerful Women in Businessに入ったり、CNBCのPower Player of the Yearを受賞しています。
ブログ’naked capitalism’でも、Whitney女史を、ファイナンシャル・クライシスの危惧を一番最初に示したバンキングアナリストと称し、彼女のレポートを称賛しています。当該エントリーのタイトルは、”Meredith Whitney Sounds Like Nouriel Roubini”で、かのRoubini氏と並べて称しているところに、彼女に対する敬意を感じます。
GMは、”GM Total Confidence”と言う名前の包括的なキャンペーンプログラムで、顧客に対して様々な保証を提供する者です。以下、GMのニュース・リリースを参考に当該プログラムの特徴をまとめたものです。
- Payment Protection(支払いの保証):新車購入後、2年以内に購入者が職を失った場合、最長で9ケ月分の月々のローンまたはリースの支払いを保証する。月額の最大補償額は500ドルまでとする。 - Vehicle Value Protection(車の価値の保証):ローン契約期間の半分を過ぎた時点から、顧客は’Vehicle Value Protection’の権利を得る。これは、新たなGMの車を購入する場合に、中古車の市況の関係で残債が車の市場価格よりも多い場合、その差額を保証するもの。
オバマ政権は、前労働省長官で労務のトップ・エコノミストのEdward MontgomeryがDirector of Recovery for Auto Workers and Communitiesの任につく事を発表した。Monntgomery博士は、米自動車業界に依存する労働者、地域社会、地域を支援するため、政府のあらゆる人材・機能を活用して職務を遂行する。